ジェノサイドの巻物を使えば、冒険なんて簡単だ

初期のシレンでは、「ジェノサイドの巻物」という大変強力な道具が出てきます。
ジェノサイドの巻物を投げて当たったモンスターと同じ系統のモンスターはその冒険中二度と出現しなくなるという効果です。
例えば、ガイコツ魔王というめちゃくちゃ厄介な敵がいるのですが、これを「ジェノサイドの巻物」で消しておけば、ガイコツ魔王はそのプレイ中には一切出てこなくなるわけです。
本気でクリアしていくとくはぜひとも使っていきたいアイテムなんですね。
これは「遠投の腕輪」を装備することで、複数種類のモンスターを消してしまうこともできるわけです。例えば、直線上にイッテツ戦車、死神なんか並んだときは、大チャンスなんですね。
ところが、せっかくの「ジェノサイドの巻物」をとって、「遠投の腕輪」もあるのだから、意地でも複数消さないと気が済まない。こう思いだすと、それを狙うあまり死んでしまうこともあるわけです。このへんがなかなか難しい。ジェノサイドは意外と、これだと決めたモンスターに投げるのが一番いいのです。
私としては、やはりガイコツ魔王が本命です。

これは要するに、何を消すか決断するということなんですよね。自分のプレイスタイル、エラーのパターンがわかっていれば、何を消すかは自ずと決まってくるのです。
そして、ひとつの種類の魔物を消してしまうと冒険が本当にラクになります。
たった1種類消すだけで、全然違うのです。
皆さんも苦手なもの、これだけは無理というものがあるはずです。
それはジェノサイドしてしまっていいのです。
22歳とか23歳で、大学を出て就職する。ということは他の選択肢はその時点でジェノサイドされているわけです。
就職を決めるのは普通もっと若くて、大学2年生までに何もしていなければ普通は就職活動するんですね。このときに、色々迷って、ジェノサイドしきれないと後で膨大な選択肢の前に悩むことになるわけです。
自由に囚われるというのは、実はジェノサイドしきれいないことが原因なのです。
私はどこかに勤めるという道を選びませんでしたが、その時点でその道はジェノサイドしているのです。そうすると、余計な迷いがなくなるんですね。いい就職の話が持ち上がっても絶対にそこに行くことはありません。もう消えた道なのです。
これが楽になる秘訣なのです。迷わなければ、人生というのはただの平坦な一本の道なのです。
道が多岐にわかれていて迷ってしまうという人は、何かを選んだときに、選ばなかった道を消していないのです。
実は二股に分かれているような道は、かつて出てきた道と同じなのです。そのときに、ジェノサイドしていないからまた出来てしまうのです。道の種類というのは実は、すごく少ないのです。
早く一本道にして、ゆっくり歩いていく。これが実は一番早いのです。
特急が早いのは、速度が速いのではなく、止まる駅が少ないからなのです。

よく出てくる障害物は、ジェノサイドの巻物で消しておこう。