悩みのほとんどは今日やるかどうかという悩みだ

悩みってていうのを考えた時に「AかBかどっちにしようかな」っていうのが頭に浮かぶと思うんですね。
ところが、こういう悩み方は実は意外としないんですよね。人生でもちょっとあるくらいなんですよね。どうしてかと言いますと、まず悩まないんですよ、この形式は。

東大に行くか、早稲田に行くか。
これは迷いそうで迷わない。みんな東大に行きます。早稲田に行く人は早稲田が好きなんです。受験する前から早稲田にいこうと思っています。だから迷わない。

赤い服か、青い服か。
これも迷わない。実は心の奥底で、ピンクに決めています。ただそれを決めたという責任を持ちたくないだけです。できれば誰かに「ピンクがいいんじゃない」って責任をとってもらいたい。これも悩んでない。
実は悩むときのほとんどは、時期についてなんですね。

今日やるか。明日やるか
これが悩みなのです。
もっと丁寧に言えば、今日やったほうが絶対にいいことがあるけど、今日やろうかな、それとも明日やろうかなという悩みです。
これも解答は見えてますね。今日やったほうが絶対にいいことなんですから、今日やるのが正解なんです。明日やったほうがいいことなんかひとつもない。そんなものははじめから明日やります。
迷うものは全て今日やるべきことなのです。



カイジに出てくる班長も言ってますね。
今日を頑張った人だけに明日がくるのです。
やり残しのある人は、実は寝て起きてもまだ今日なのです。
他の人と同じように75年生きたと思っていたら、死んでから神様が「生きていたのは17日だから、1日5千円で8万5千円ね。ハイ、お疲れ様でした」なんて言われてしまうかもしれません。
実働408時間、休憩64万時間、みたいな(笑)。