寝れば寝るほど、体感の睡眠時間に対して、実際の睡眠時間が減っていく

昨日、昼過ぎまで寝ていたのにも関わらず、酒を飲んでおなか一杯になったら眠気が襲ってきてそのまま眠ってしまった。夜の22時だった。

早く寝たから6時半に目が覚めた。特にやることも思いつかず目を瞑っていると、次に目が覚めたのは9時半だった。
「せっかく早起きしたのになあ」と思いながら、やはりやることもないのでゴロゴロとしていると、いつの間にか眠りについていて、時計の針は正午をさしていた。

ここまでくると、「どうにでもなれ」という気持ちで力尽きるまで眠ることにした。

そして、充分に眠り、夕方17時はとうに回っているかと思うと、なんとまだ13時なのである。

あんなに、思いきり眠ったつもりなのに、最後に目が覚めたときからたった1時間しか眠っていないのだ!

このような経験は初めてではない。
充分に眠った状態で、さらに寝ようとすると、ものすごく眠った感じがするのに、実は少ししか寝てないのである。

これは大発見だ。

寝れば寝るほど、体感の睡眠時間に対して、実際の睡眠時間が減っていく……のである。

おそらくこの大発見の感動を分かち合えるものは誰一人としていないだろう。

あまり永すぎる休息は苦痛なり。
オデュッセイア』・ホメロス