「空気を読むこと」は大切だ

経済学者のケインズの有名な言葉に、「投機は美人コンテストの入賞者当てゲームのようなものだ」というものがある。

美人コンテストの入賞者をあてるには、美人を選ぶのではなく、みんなが美人だと思う人を選ばなくてはいけない。投機も同じだということだ。
つまり、株を買うのであれば、自分がいいと思う株を買うよりも、みんながいいと思うであろう株を買った方がいいということだ。


みんながいいと思うものを嗅ぎわける能力というのは結構大事で、これが決定に欠けていたりすると、株式市場どころか小学校から、こてんぱんにのされてしまう。

意外と、人生で大事な能力というのは、みんながどう思っているか、がなんとなくわかる能力なのではないかと思ったりもする。「空気を読む」とはまさにそういうことだ。


小学校なんて「空気を読む」軍隊のようなところですよね。

「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書)

「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書)

これは講談社新書の中でもかなりの名著だと思うな。