やめたい理由を丁寧にひとつずつ潰していけば続けられる

ジム通いに限らず、何か新しいことに挑戦すると必ずやめたいと思うときがやってくる。

やめたいと思ったら、その理由を考えてみるとよい。

私がジムに通っていたときに、すごくやめたいと思っていた時期があった(実際にその後辞めたのだが、それはさておき……)。

その原因を考えたところ、トレーナーとの会話が嫌だということに気付いた。

私の行っていたジムでは、紙を渡され、その紙に今日のトレーニング量をかく。
腹筋10kg・10回・3セットという風に書いて、トレーニングが終わったら、そのへんに徘徊しているトレーナーに声をかけ、サインをもらうのだ。その際にアドバイスを頂けるのだが、そのアドバイスが鬱陶しいのだ。

はじめに提示されたトレーニングがあまりにもハードなので、「こんなのは無理だ。運動は嫌いだから無理のない量にしてほしい」と言ったら、「無理ならやらなくてもいいですよ」と言われてノルマそのものが変更されなかったのだ。

だから、私は自分がやると決めた分量をしっかりやっても、紙を提出するときに、ノルマを終えずにトレーニングをやめようとする不届きな人のようになってしまうのだ。

その旨を毎度説明するのも面倒臭いし、何より紙をだしたときに「えっ、これしかやらないんですか」というような反応が嫌なのだ。

おまけに必ずある「次いつきますか?」という質問。
そんなこと、いちいち決めてられないし、こっちはお金をたくさん払っていつでもこれるようにしてるんだから、気が向いたら行くよという感じだ(こういう態度がダメなのかもしれない、そうだとしても言い方というものがあるだろう!)。


話が少し長くなってしまったが、要するに、私は紙を提出するときのトレーナーとのコミュニケーションが嫌なのだ。

だから、紙は提出しないことにした。

レーニングが終わったら勝手に帰ることにしたのだ。

最初はびくびくしていたが、誰も何もいわないので、なんだこれで解決したなというわけで、その後はしばらくジム通いが続いたのだ。


どうでもいい話を長くしてしまったけれど、要はやめたい理由を丁寧にひとつずつ潰していくと快適なスタイルが見つかりつづけられるということだ。


続ける力―仕事・勉強で成功する王道 (幻冬舎新書)

続ける力―仕事・勉強で成功する王道 (幻冬舎新書)