光る感想を書こう

こうして何か書いていると、固定の読者というのができてくるんですね。
中には感想をくれる人もいます。
blogもコメント欄を設けると、ちょっとした感想を貰えますね。
そういう感想を読んでると、色々な人がいることがわかります。
ただおもしろかったという人や、自分なりの意見を言う人。それからここがおもしろかったと言う人。中にはキラリと光るコメントをする人もいます。
光るコメントには、二種類あります。
著者である私が「そう、それ!」と言いたくなるような完全な理解を示してくれるコメントがそれです。
もうひとつは、私の意見を僅かに拡張して自分に適用するタイプの意見です。
似たようなことだと思うんですけど、自分の場合こういうことがあって、こうでしたというコメントです。
これは嬉しい。何より私が勉強になります。
たまに、こんなテーマで書いてほしいと言われることがあります。嬉しいリクエストなのですが、内心「これについては私は何度も意見を言ってると思うんだけどな。この人はあんまりわかってないのかな?」と思うときがあります。
仕方なく、同じことを少し表現とか例を変えて書く場合があります。そういうときに、「こんなことに気付きました!」と言われると、書いてよかったと思えます。
それは私の言ったことではないわけです。ほんの僅かに拡張されています。
そのコメントを読むことで、今度は私が学ぶことができるわけです。
そうすると、同じテーマの私の意見が強化されたなって、同じテーマでも何度も書いてみるものだなって思えるわけです。
「コメント力」なんていう本も出てますし、著者・講師がこいつは違うなと思わせるコメントをするのもひとつの技術なのかなと思います。
自分で、何か書いてみたり、喋ってみたりしてはじめて求められているコメントがわかるのかもしれません。ブログを書く意義は案外そういうところにあるのかもしれませんね。
そういう的確な理解を示す人が1万人も2万人もいる中でキラっと光って覚えられるのです。