ピンチがレッスン

私の人生のテーマのひとつに心の強さっていうのがあるんですね。
心の強い人になりたい。
どうしたらそうなれるか。
心の強さが試されるときって色々あると思うんですけど、どれも練習ができないっていう特徴がありますよね。
例えば、最愛の恋人にフラれてしまった。そういうときに取り乱さないとか、暴挙に出ないとかそういうのが私の心の強さなんですけど、これって最愛だから意味があるわけで、自分がなんとも思ってない人にいくらフラれても全然練習にはならないですよね。

じゃあどうしたらいいんだろうっていうことなんですけど、まったく同じでなくとも、人生にはいくつものピンチがあって、そういった本当にピンチのとき、本当に困ったときっていうのが心を強くするチャンスなんじゃないかと思うわけです。

恋愛も同じで、真面目に恋愛してれば、付き合うたびにその人が最愛の人になるわけですから、フラれるたびに、かなり追い込まれるわけです。そうするといつの間にか、図太くなってしまって、フラれてももう何もできない、とはならなくなる。
「誰かに合コンでも頼むか」なんてすぐ前向きな考えに移行できるようになってくる。

こうなるにはピンチを幾つも経験しなきゃいけない。
ピンチっていうのは、自分が望んでいるようではまだまだピンチじゃないわけです。本当に、「ああ、これマズいな」っていう状況がピンチですよね。
その本当に困ったときに、「いま、自分は心の強さを試されている」と思える。それが既に心が強いことだし、またそれが心の強さをより強固なものにする。

「やっとレッスンがはじまったか」
ピンチのときにそう思えるようになりたいものです。