平均点をとらない

昨日、高校の友達と会って話してたんですけど、私の高校ってクラスが頭のいい順番になってるんですよ。それも各科目。
それが2クラスとかじゃなくて8個も9個もあって、かなり細分化されてるんですよね。
英語は得意だから1番上のクラスだけど、数学は3番目で、国語はビリのクラスとか、そんな風になるんですね。
で、学年で一緒のテストのときなんかは平均点は、頭がいい順番によくなってくる。
1番平均点高いのは1番上のクラス。次は2番目……ってなるわけです。
まあ、当たり前ですよね。頭いい順番に分けてるんですから。

ここでおもしろいのが間隔なんですよ。平均点の間隔。
1番上のクラスと2番目のクラスの開きが、2番目と1番下のクラスぐらい開くんですよね。
全部2番目のクラスっていう人は、一見すると頭良さそうなんだけど、あんまり大したことがないんですよ。
逆にどれか1番上のクラスで、後は下のほうみたいのの方が総合的にも上のほうにくる。
だから、その高校の共通認識として、「平均点」とか「普通」とかすごいよくないイメージがあるわけです。

一方で、下の方のクラスは、運動の推薦できたとか、音楽ができるとかそういう人たちがいて、それはそれで才能豊かなクラスなんですよ。
そうすると、ますます真ん中のほうにいるのは、何もないってことになりますよね。
そういう人たちはどうするかっていうと、結局、得意なものを作る。得意なものを作って自分の居場所を作って行く。それしか方法がないわけです。

そういう学校なんですけど、その感覚が今でも案外役に立つよね、みたいな話をしてたんですね。

そういうわけで、脱平均点を狙う。全部普通なら、いっそのこと1つか2つは捨てて、何か得意なものを作って行く。それで、得意なものを作ろうとすると、そこではじめて気付くわけですよ。世界の広さに(笑)。
ああ自分はこれが得意だと思ってたけど、この人たちはもっともっと先を行ってて、全然比較にならない。
そういうレベルにあるものが何か一つ、あるといいですよね。
なくても、そういう世界をひとつ知っている、経験したことがある。これは素敵なことですよね。

すごい世界を経験してみよう。