気にかけてもらう喜び

先週、携帯電話をなくしてしまいました。
スポーツクラブに行ってからコンビニへ行って、そのコンビニの帰りに気付いたので、なくしたとしたらスポーツクラブです(スポーツクラブで携帯を使った記憶があるので)。
そうでないとしたら、道に落としたか。
そこで、スポーツクラブの人に聞いてみたのですが、「携帯電話の落し物はありませんでした」とのこと。
それから数日が経ったのですが、やはりどう考えてもスポーツクラブなのです。
だから、もう一度、聞いてみたいのですが、何度も聞いてしまうと「おいおい、またかよ。いい加減、諦めろよ」とか思われそうです。
そもそも、連絡先も聞いてくれません。本当に探す気があるのでしょうか。サービス悪いのではないでしょうか。だんだん憤りを感じてきます。

とりあえず、毎度毎度聞くわけにはいきませんから、今日は、もう一度だけ聞いて、「もし見つかったら、連絡をしてください」と言いにいくことにしました。
これなら、安心です。連絡先を言いそびれないように、小さなメモに自分の名前と電話番号を書いて、スポーツクラブに行くと、なんと携帯電話があったのです。

その後、スポーツジムを利用し、帰ろうとしていたら、最初に携帯電話はないか尋ねた人(爽やかなイケメン・テニス型)を見かけました。
こんにゃろ〜、携帯あったぞ、お前ほんとに探したのか、私の心の奥底でくらい炎が灯ります。
すると、その爽やかイケメンが話しかけてきました。
「携帯電話は見つかりましたか?」

見つかったよ、しかも、お前がないって言ったまさにココでな!

……と言おうと思ったのですが、それはグッと抑えて
「今日見つかったんですよ〜」
「それはよかった! 携帯電話がないと不便ですよね!」
このスポーツジムは、落し物の伝達はされてないのかと一瞬思いましたが、それはシステムの問題で、この従業員さんの気持ちは素直にうれしいものです。
サービスの基礎は、やはり気にかけてもらえること、これに尽きるなと改めて思ったのでした。

前に、失くし物をした人がいたら、気にかけてあげよう!