常識をひろげよう

私は、常識のある人になりたいんですよね。
常識というのは、みんなが知っていることですね。
その「みんな」の範囲はそれぞれの集団で限られてきます。
例えば、女子高生Aにとっての「みんな」はクラスメイトです。だからAKB48のことは常識でも、松田聖子のことは常識ではありません。
ですから、常識というのは普通に生活していれば、その集団内の常識が身につくものなんですね。
ところが、年をとってくると、時々、異種格闘技戦があるんですね。
例えば、同窓会というのは色んな集団の中から同じ小学校というくくりで集められます。そうすると、中には銀行員の人もいれば、大工さんもいる。主婦もいれば、水商売をしている人もいる。そうすると、常識が異なってくるわけです。サラリーマンにとって日経新聞読むことは常識でも、歌手や空手家が日経新聞を読んでいるということはあまり一般的でない可能性があります。
そういうときに、自分の常識を他分野の常識まで広げておかないと話がうまくかみ合わないということになりがちです。
うまくかみ合わないというよりは、話が浅くなるんですね。
ドラマでも特殊な職業を扱ったドラマはどうしても職業を紹介しておわってしまうものが多々ありますね。そういうのは結果として、おもしろくないことが多い。
結局、見てるのは同業者の人で、「実際はこんなのじゃないよね〜」なんて身内で盛り上がっているだけ。
そういうときに他ジャンルの常識がある程度あると、話が深くなるんですね。そうなってはじめて他の業種の話が身になるとおもいますし、深い話しまでが早くなるわけです。
一言でいうと、「話が早いねえ!」
これですよ。