異性に薦められた服を買おう

今日はファッションの話です。
人間というのは基本的に保守的なもので、基本的に変化を好まないものなんですね。
ですから、茶色い服を着ている人はずっと茶色い服を着ますし、スカートを穿かない人は、永遠に穿きません。スカートを普段穿かない人が突然スカートを穿いていたら、まず恋人ができたと考えてよろしい。帽子もそうですね、かぶらない人は、悪いことをするときでもない限り、帽子をかぶることはありません。かぶる人の中にも、ずっとかぶってる人というのがいて、部屋にあがろうが、講義中だろうが、絶対に帽子をとりません。あだ名も「帽子」になります。私は少なくとも人生で二度「帽子」というあだ名の人を知っています。
変化を好まないというのは誰にでもあるとして、もうひとつ、例えばスカートを穿くというのは、女性であれば少しもおかしなことではありません。ところが、普段からスカートを穿いていないと、いざ穿いてみて鏡を見た時に、ものすごくおかしいような気がするんですね。そうすると、やっぱり私には似合わないなあ、とやめてしまう。これは他の人から見ると何もおかしくはないんですね。普段穿いていないので、自分が見なれていないだけなのです。

そういうわけで、服を選ぶときに、どうしても既に持っているような服をまた買ってしまうことがあります。特に色なんかすごく偏りますね。これはもう何も考えずに、いいなと思うのを買うと好きな色・服というのは同じなのですから、必ずそうなります。
ではそうならないようにするにはどうしたらいいか。人と服を買いにいったときに薦められたものを買うのです。似合う似合わない、好き・嫌いはこの際、ある程度無視して(大嫌いだったら結局、着ませんから、そのへんは適当な折り合いをつけるとして)、「エイヤッ!」と買ってしまう。特に異性の友達は、もう何も考えずにそのまま買うと決めたほうがいい。同性は、こちらの趣味も配慮してくれることがあるので無理のない範囲で薦めてくれる場合が多いですが、異性だとそうはいきません。何も躊躇することなく、マンモスのような足の人に「ミニスカートとかいいんじゃない?」とか言ってきます。そういうときは目を瞑って、これはルールだから買うしかないと覚悟を決めて買うのです。

異性に薦められた服を買おう。