人生は無限の○×問題

○×問題ってあるでしょう。教習所のテストがそうですね。別に○×でなくても要は二択、もっといえば四択でもよろしい。
人生というものをひとつのテストで喩えると、選択肢の問題なんですね。それで時間は人によって多少違うものの、概ね同じです。ところが問題の数が無限にある。ということは、高得点を出すにはすべての選択肢○か×かに固定してしまって、ひたすらそれを解答用紙に埋めていくというスタイルです。ところが、これは現実にはなかなかできない。すべての選択をYESで決定していくというのはなかなかできないことです。ところが、必ずしも○が正解というわけではないのですから、別に×を答えてもいいのです。全部○にしても、全部×にしても、○と×を適度にまぜたとしても正解率は似通ってきます。現実の試験ですと、○×問題(正誤判定)でしたら×のほうが正解である確率は高いのですが、どうも私の感覚ですと、現実の世界というものは○のほうが正解である確率が高いような気が致します。
話は戻って、ここで大切なのは○を選ぶか、×を選ぶかということではなくて、どんどん答えを埋めていくということです。もしこれがマークシート方式なら、問題なんか読まないほうがいいぐらいです。大切なことは早く、たくさんの問題を解くことなんですね。どうしてって、問題の数は無限にあるから。
皆さん知能テストや性格診断テストの類を受けたことがあるはずです。最近のテストも幾らかこれに似てきてセンター試験TOEICも問題の数が多くなってきて、いわゆる事務処理能力というものが問われるようになってきました。そうなると、すごく優秀なのに、ひとつひとつ丁寧に考えるあまり最後のほうが解けずにおわってしまい、結果として、大して勉強していない適当な性格の人よりも点数が悪くなってしまうこともある。それと同じで、ひとつひとつあまりに丁寧に問題を考えていると、問題を数多く解くことができないのです。わからないときは、さっと解答してしまう勇気が時には、必要なのです。

わからないけれど、何かを選んでしまったときは、あなたは他の人を一歩リードしているのです。