時間を使って知恵をもちかえる

早起き生活を続けて半年くらいになろうとしています。
私にとって早起きというのはきってもきれないテーマで、このテーマで私は本を1冊書く自信があります。投稿論文というのがありますが、私はそれに向けて、早起きに関する考察を必死にまとめていた時期もありました(残念ながら未完におわりましたが)。
そして、苦節数年、ようやく早起きができるようになったのです。ところが真正面から解決したのではなく、半ば妥協的な方法で解決してしまったため、結局のところ、早起きは、私の中で、どうやってもできないことのひとつに分類されてしまった。
どうやって解決したのかというと、朝にアルバイトをすることにしたのです。そうすると、起きなきゃいけないので、起きることができるのです。実に単純な話です。では私が今までどうしてこのやり方を採用しなかったかというと、早起きというのは、そもそも時間を作りだすためにすることであって、せっかく早起きをしてもそのあとやることがあったのでは全然意味がないと思ったのです。
ところが、気分は変わるもので、なんとなく(本当になんとなく、です)働いてみようかなと思った。アルバイトは久しくしていなかったので、なんとなく労働が恋しくなってきたのです。
こうして私はアルバイトを続けることで、早起きができるようになったのですが、最初の懸念もなんとなく解決されました。私が早起きをしたいのはコンビニで働くためではありませんでしたが、コンビニで働けば寝ているよりは学ぶことがあります。私は以前も他のところでアルバイトをしたことがありましたが、何も学べなかった。学ぼうとする姿勢が欠如していた。ただ、時間を売って金をもらっているという感覚だけがあったのです。
迷いに迷って、早起きのためにアルバイトにでたことで、このアルバイトから何も学べないとしたら寝ているほうがずっとましだと思ったのです。そうして探してみると、驚くほどたくさんのことが学べます。
時間というのはいくらで売っても結局は安売りになってしまいます。時間は私たちの人生であり、未来であり希望でもあります。何万円積まれても売るものではありませんし、ましてや1000円だとか2000円で売るものでもありません。ですから、時間を使う以上、必ず何かをもってかえってくる。そういう気迫がひとつ大切ではないかと思うわけです。
時間を唯一交換してもいいものは知恵だけです。時間を使う以上は必ず知恵をもちかえってくる。
人がいるところには必ず知恵があります。
時間を使って、知恵を持って帰りましょう。
知恵だけが時間を上回る価値をもつのです。