大切な時間をもらって、いらない時間をプレゼントしよう

昨日は夜の22時までバイトがありました。
ところが、こんな日に限っていかにも楽しそうな誘いがあるのです。
22時にバイト先を出たのでは着くのは23時になってしまっていて、すぐ帰ることになりますし、たくさんの人がいるのならともかく相手は一人だから都合も悪いということになる。
そこで、1時間早くバイトを帰ることにしました。もちろん勝手に帰るわけにはいきませんから、何かしなくてはなりません。普通、バイトを休むときは代わりを見つけます。だから、私も1時間だけ代わりを探してみることにしました。一番簡単なのは次のシフトの人に1時間早く来てもらうことです。ところが次のシフトは夜勤で、働く時間が長い上に、21時では夜勤手当もでないので、とても低い時給です。もっといえば、夜勤というのは誰もいないし、基本的にラクなんですね。ところが21時から22時というのはやることもあって結構大変なのです。どう考えても受けないほうがいいのは明らかです。
そこで、22時までの仕事を全部終わらせておく。そうすれば、1時間早く来る人は来たお客さんの相手だけをしてればいいわけですから、そう大変でもない。いわば、1時間早く来てもらう代わりに、労働を提供したというわけです。
もちろん私がいくらやることを全て終わらせたところで、次に来る人がその1時間眠っていていればいいかというとそういうわけにはいきません。接客の仕事ですから、どうしても立っていなくてはなりません。レジの前で、堂々と漫画を読んでいるわけにもいきません。だから私のやることには限度があります。それでも、その人が入った時に、作業は全部やってあれば、得したと思います。そうすることで、次も1時間早くきてもらえるかもしれません。そうやって時間を作りだしていくのです。

朝の5分はとても大切な時間です。遅刻しそうで学校に向かって走っている時、未来の時間から10分借りてこれたらどんなにいいだろうと思います。
逆に、暇な時間もあります。10分後に予定があって、特にやることもなくただ消化をするためだけの10分です。貴重なはずの時間を早く捨ててしまいたい、そう思うときもあるのです。これらの10分は交換ができません。
ですが、暇な時間を積極的に他人に提供することで、それに近いことが可能になるのです。
暇な時間なら、必要な人にをプレゼントしてあげよう。