先にバカ笑いをする

前に友達と勉強したことがありました。
ところがその友達がバカ笑いをしてて、とても勉強をする雰囲気ではありません。
ひとまず無視を決め込んで一人で勉強をしても、気がつけばいつの間にか自分もバカ笑いをしています。

もちろん勉強という観点からはこういう友人と接しないことが一番です。勉強をしているときにバカ笑いをする人は、次もバカ笑いをします。だから、もう二度と一緒に勉強しないということも考えられます。
ところが、それだけで終わらせてはなりません。
よくよく考えると、私と友人は場を共有しているだけで、本来、その人が何をやっていようと関係がないはずです。では、なぜ私もバカ笑いをしてしまっているのか。

少しシーンを変えて、恋人とデートの待ち合わせを考えてみましょう。
お洒落をして、いざ待ち合わせの場所で会ってみたら、ものすごく不機嫌そう。
簡単な挨拶を済ませて、歩きだすのですが、会話は一切ありません。
そんな態度をみて、私も不機嫌になります。何分かして、ようやく恋人が話しかけてくれても、今度は私のほうが無視をしてしまう。

つまり、こういうことです。感情は伝染するのです。
デートのときに、私がバカ笑いをしていたら、状況は変っていたかもしれない、そういうことです。
一人がバカ笑いをしていると、みんななんとなくバカな感じになってくる。バカに交われば、バカになる。

いつも笑っている人の周りの人に不機嫌な人はいません。
自分が不機嫌なときこそ、バカ笑いをして周りの雰囲気をよくする。それで、周りのバカ笑いから自分がつられて笑えばいいのです。