ばくばく食べる

前回は食べる女性の魅力(?)について話をしました。
食べるというのは男女問わず必須とまではいいませんが、あればかなり強力な特技です。
大食いの人はそれだけで人生有利です。
例えば、デートに食事に行った。思ったよりも多く料理が出てきた。女性は一般に少食ですから、とても完食はできそうにない。
男性からすれば、女性が食事を幾らか残している。そんな状況です。
どうしたらいいか。正解は、女性の分を食べてあげることです。
女性はこういった場合、二重に気まずい思いをしています。
第一に、作ってくれたシェフに申し訳ない。
第二に、この店を選んで誘ってくれた男性に申し訳ない。
ここで、男性が食べてあげれば、二人という単位で完食したことになりますから、シェフへの申し訳なさはなくなります。
次に、食べてあげる際に、「もらっていい?」といえば、男性の希望に沿った形になりますから、形式的にでも食べたくないという意志表示を避けることができます。
こういう小さな気遣いができる人、これはモテます。

次に女性の場合。
男性からデートに誘われた。それも意中の人。
食事に連れていってもらったけど、なんてことはない食事で、しかも量が多くて食べるのがしんどいときた。もっと単純に男性が手料理を作ってくれた。でも、ちょっと多い――みたいな。
そこでどうするか。
正解はバクバク食べることです。痩せている女性が好きな人はいても、少食の女性が好きな人とというのはいませんし、食事中に残す人がいいという人はめったにいません。
それよりも気持ちよく食べてあげて、「ああ〜、おいしかった。いい店に連れて行ってくれてありがとう!」こっちのほうがいい。

日ごろから食べろとはいいません。
ですが、ここぞというところで、バクバク食べられる人は強い。

そういうわけで、つい先日、バクバク食べる技術を発動する機会に恵まれた私はビビンバを3つ食べることに挑戦しましたが、情けないことに挫折してしまいました(笑)。
他の人は、「みのりさん食べすぎですよ」って言ってくれましたが、その後、私がものすごい悔しい思いをしていたとは夢にも思っていないことでしょう。

バクバク食べるというのは無理をするということです。普段の生活で無理をすることはありません。だから、ここは食べなきゃいけないなという場面がきたら、無理そうでも挑戦してみてください。そうすることで、食べられる量の限界値があがっていく。そう信じています。