大量購入の薦め

『いつも「いいこと」が起きる人の習慣』(著トマス・レナード/知的生きかた文庫)という本の中に、トイレットペーパーを大量に買い込むことで不安を消すという方法が紹介されています(*1)。
トイレットペーパーを大量に買い込むことで、どのような不安が消えるか。
トイレットペーパーがきれてしまうかもしれないという不安が消えます。
たくさんあるからです。
これは、なるほどなと思いました。
私は眼が悪くて、朝起きたらまず眼鏡をかけます。眼鏡がないとベッドから起きた時にノートパソコンをふんづけてしまったり、寝る前に書いたメモで滑ってしまって帰らぬ人となりかねない。だから眼鏡をかけないと不安で仕方ない。
ところが、寝る前にベッド以外の場所で眼鏡をとることもあります。
例えば、朝、コンタクトレンズを洗面所でつけて、眼鏡をそのまま洗面所に置きっぱなしにした。夜はそのままコンタクトをとって寝た――こんなケースです。
そうすると、朝起きた時に眼鏡がありません。不安が私を襲います。不安と寝起きと視力の悪さが相まって、目が数字の「3」になっています(『ドラえもん』に出てくる眼鏡を外したのび太を想起せよ)。
このような事態を避けるために私は眼鏡を10本ストックしてあります。眼鏡はお洒落な人でも2つか3つしか持っていません。10本持っているのはおかしなことです。しかしおかしな量が私を不安から救うのです。たとえ、10本全てが家の中のどこかに散在していたとしても、眼鏡が「たまたま」見つかる確率は10倍です。どこかにいけば、眼鏡があります。
同様に、私はたくさん持っているものが数多くあります。爪切りや、ボールペン、ティッシュ、等がそうです。

数を買うことで消せる不安は消しておこう。