大人に食べ方を教わろう

この間、焼肉を食べてきました。
それも珍しく、年上の人に連れていってもらったわけです。
焼肉につくなり、「焼肉はこうやって食べるんだ」と言われ、焼肉について熱く語られました。
その人によれば、焼肉というのは一気にどばっと注文するのではなく、一品ずつ頼むのがおいしいのだそうです。「これが大人の食べ方なんだ」と言われました。
私は焼肉は、「じゃあカルビ3つとタン塩3つとロース3つ、ごはんは……」といった頼み方をします。たしかに、これはいかにも家族連れといった感じで、いかにもファミリーの食べ方でアダルトではありません。
ちょっと食べるなら一品ずつ食べるのも悪くないし、お酒を飲みながら、お肉をちょいちょいつまむのも悪くない……っていうか、すごくおいしい!

というわけ大変満足してきた……という話ではなく、私が一緒に食事に行ってすごくよかったなと思ったのが食べ方を教えてもらったことです。
食べ方を教わると食事が楽しくなりますし、用途も増えます。今までは「重い夕飯」だった焼肉が、軽い軽食になるのです。
ただし、すいてるお店じゃないとお店に迷惑になるかもしれないので、すいてる店を探します。安い店や、おいしい店ではなく、新たに「すいてる店」というカテゴリが自分の中で出来上がります。こうして、カテゴリを増やしていけば、歩いていても発見が多くなります。食事も楽しくなって、毎日歩くのも楽しいと生きているのが楽しくなります。
色んな人に生きる楽しみ方を教わるのが、人生を楽しむ秘訣なのです。
大人を見つけたら、人生の楽しみ方を聞きだしておきましょう。