なんとなく幸せになろう

仕事ができるからといって出世をするとは限りません。これは多くの人がそう言っていますし、けだしそうなのでしょう。人事の影響がある以上、「運」の要素は否めないことに疑いはありません。
受験は実力があればほぼ通るのに対し、就職の面接では必ずしも実力通りの結果にならないことが多いのも、人の判定の不確実性を如実に表しています。
しかし、「運」というものが完全に運否天賦なのかといえばそうではないのです。「運」をあげる方法というのが実は存在するのです。
簡単な例をだせば、愛想がいい人。具体的には、ニコニコしている人、いつも笑顔の人。
いつも笑顔の人にはなんとなく採点を甘くしてしまう。この「なんとなく」が「運」の正体なのです。
会社の説明会に行き、「なんとなく」一番前に座る。特におもしろいわけでもないけど「なんとなく」一所懸命聞いておく。喋ってるほうも「なんとなく」一番前の席の学生が優秀そうな気がしてくる。

こういう「なんとなく」人生がうまくいってしまう。気付いたら、「なんとなく」役員になっている。

気付いたら、なんとなく幸せになってしまっている。