タダの自己投資

数多くのビジネス本では自己投資が薦められています。
自己投資というのはお金を払ってレベルアップをすることです。
もっと具体的にはお金を払って知恵を買うことです。セミナーに行ったり、本を買ったりするのがその例です。
ところが、お金を払わずに知恵を得ることもできるんですね。
知恵というのは頭の中にあるものです。だから話してもなくならない。
私の聞いたところでは、「減るもんじゃないだろ」と言いながら女性の胸を触る人が巷には溢れているそうですが、知恵こそ「減るもんじゃない」ものの代表です。
「減るもんじゃない」から、あなたの知恵を頂戴よと言えば、案外にくれるものです。
例えば、喫茶店で席につくと、しばらくしてウェイターが「ご注文は決まりましたか」ってやってきます。その時に、「コーヒーってよくわからないんだけど……」って言えば、色々と教えてくれます。コーヒーの本なんか読まなくてもいいのです。全部聞けばいい。
1000円のコーヒーは高いですが、コーヒーとコーヒーの知識を1000円で買ったと思えば、全然高くありません。
飲み屋に一人で行って、店長に「飲食店経営のコツはなんですか」って聞いたら色々と教えてくれます。嘘だと思うなら、聞いてご覧なさい。
何かあるごとにまめに質問していれば、自然と知恵が増えていきます。知恵が増えることは自分がレベルアップしているということです。どんなに忙しくセミナーに行ったり、本を読んだりする時間がないという人もこれで毎日レベルアップできます。

でも、それじゃあ豆知識は増えても、仕事のノウハウは身につかないだろうですって?
上司に聞けばいいじゃないですか。