人生を変える素敵な一節にいつか出会える

自己啓発書ばっかり読んでる人っていますよね。私もそうです(笑)。啓発書は高校生から読んでいて、もう300冊くらいは読んだのではないでしょうか。翻訳ものから胡散臭いのまで片っ端から読んでいます。特に今年は啓発書をたくさん読もうと決めているので月に50冊〜80冊くらいは読んでいますね。
自己啓発書って書いてあることはかなり似通っているんですね。だから1冊読めばいいといえば、たしかにそれでいい。だけど、同じ内容でも、心に響く表現とそうじゃないものがあるんですね。同じことでも心に響いたとき、はじめて自分のものになるんです。だから、自己啓発書の多読は心に響く一節を探しているといってもいいんです。ほんの僅か数行のフレーズがなるほどなあと心を打ち、今日からやってみようと思う、つまり行動を変えるきっかけになるんです。自己啓発書を読んでいながら、なぜ行動ができないかというのはよく言われるひとつの大きなテーマですが、私に言わせれば、読んでる数が足りない。行動できないのは心に響く一節に出会っていないからなのです。だから、果たしてハウツー本や啓発書ばかり読んで自分は何をやっているのだろうかと問う前に、読んで読んで読みまくって、「これだ!」っていう一節を見つけるしかない。不思議なことにひとつ見つけると、何個も見つけられるんです。一度自分の中で「そうだ、そうだ」っていうのを見つけてしまうと、他のにも反応しやすくなるんですね。ちょうど感動する映画で涙を流す人は、比較的他の映画を見ても涙を流しやすいことと似ています。感受性というのははじめから身についているものではなくて、少しずつ高めていくものなんですね。

一度でも何かに感動すれば、感受性がワンランクあがります。感受性が高くなれば感動しやすくなって、また感受性が高くなります。どんどん感動しましょう。

私の知っているモルガンスタンレーの元役員の方も言っていました。
「感動を越えて、感謝せよ。そして感動を越えた感謝をされる仕事をせよ」と。