すべてが順調だ

友達と駅で待ち合わせをして電車にのって出かけたときのことです。
私たちがちょうど切符を買ってホームに立ったときに電車がきました。
普通ならラッキーだったねくらいでおわってしまいますが、
「すべてが順調だな、わはははは」とその友達。
まるで計画通りの行動のようです。
その後、座席が空いていました。各駅停車でしたから、そもそもガラ空きなのですが、
「座席が空いてるぞ、またも順調だな。わははは」
私も「わははは」。
食パンを落とすと必ずバターのついてる方が下にきて、カーペットが汚れるというマーフィーの法則に代表されるように、人は得てして不幸ばかりに目が行きがちです。
ラッキーでバターつき食パンが運よくカーペットを汚さずに済んだとしても私たちはそんなことはすっかり忘れてしまうのです。だから、「必ず」バター面が下にくるという法則が成り立ちます。
そうであれば、私たちは不幸なことは一切合財忘れることにして、よかったことだけを記憶にとどめようではありませんか。
それゆえに、私がやったことは「必ず」うまくいくのです。そして、私がやろうとすることは「必ず」運命が味方をする。だから、ホームに立てば電車がやってくる。電車に乗ろうと思うとドアが開く。電車の中に入ると、アラ不思議、座席がぽっかり空いているではありませんか。
座席が空いてないときは、好みの異性が近くにいたりするものですよ。

今日もすべてが順調だ!