電車の中で遊ぼう

時間を有効活用することの大切さはあらゆるところで説かれています。
できるビジネスマンは例外なく時間をうまく使えと言っていますし、受験勉強の本にも必ず載っています。
しかし、せっかくの時間も有効活用しなくては意味がありません。だからといって、1分刻みで有用なことをしているのではとても体が持ちません。
自己啓発書の類のものを読んで、「なるほど、時間について少し見直してみるか」と思ったものの、いやこのスケジュールじゃ厳しいな。少し遊びを持たせてみるか、といって帰って少し何かやってみるものの結局はいつも通り過ごしてしまう。そこで、「なかなか時間の活用は難しいな、だからといってキツキツのスケジュールにはしたくないし、はてどうしたものか」と悩む。悩んだはいいもののこれはこれで難しい問題ですから保留しているうちにいつもの生活に戻ってしまっている。
そんな皆さんのためにひとつ時間を活用する方法を今日は教えましょう。
例えば、電車の中でぼーっと座っている。実に退屈です。「全然退屈じゃないよ、俺は向かいの女性の足を見ているだけで幸せいっぱいだ」という人は既に電車の中の時間を満喫しているので、むしろ女性の足を見ていられない時間を有効活用すべきでしょう。
この退屈というのがカギで、退屈というのは時間を無駄に消費しているということです。退屈な時間は退屈なだけに何か別のことができます。これが時間活用の発想の起点なんですね。だから、電車の中で楽しいことをする。いきなり勉強なんかしだすと、ただでさえ退屈な電車の中が、より退屈になってしまう(笑)。
毎日3時間勉強して、電車の中で15分勉強すると、ただ単に勉強時間が増えているだけですよね。そうすると勉強嫌いはとても持たない。だから、電車の中はゲームをしたり、読みたい本を読むとかそういう楽しいことをしないことには退屈な電車の時間がいつまでも退屈なままです。
とにかく、時間を活用するには、まず電車の時間や待ち合わせなどの空き時間にやりたいことをやることがスタートです。
さあ、鞄の中にゲーム機を入れよう。明日の電車の中でやるゲームソフトを買いにいこう。