イイ女・イイ男になる

イイ女になる、イイ男になるというのは、それが女であるにせよ、男であるにせよ、なんらかの性を持つ者として目指したい姿ではあります。私には性別がないという人はイイ女とイイ男とどちらがより憧れるかで決めればよろしい。何かに迷ったときはいつだって成果の大きいものを選べばよろしい。
では、イイ女、イイ男とは何か。いちいち二回書くのが面倒なので、以下イイ女で話すことにします。
第一に考えられるのが見た目がイイ女。第二に内面がイイ女。書籍などのタイトルで見る「イイ女」とは後者であることが多く、逆に異性が「飲み屋でこないだイイ女を見たんだけど……」という「イイ女」は前者であることが多いでしょう。
では、二通りあるとして、容姿がイイ女と中身がイイ女どっちになりたいかと問われれば、ほとんどの人が容姿と答えるのではなかろうか。
皆さんの考えていることを当てましょうか。見た目は変えられないけど、心は変えられる。だから見た目を変えた方がいい。それに、見た目がよくなれば心に余裕もできて、心もよくなる。
そうです! 実にその通り!
見た目がよくなれば、心もよくなります。これは間違いありません。自他共に認める最高の美人は性格もいい。
ところが、心が綺麗になると、見た目もよくなります。これも間違いありません。澄んだ心の持ち主は見た目も澄んでいます。
そうだとしたら、どっちをよくしたって同じなのです。心も見た目もよくしようと思う必要はないのです。どちらかがよくなれば、それにともなって他の部分もよくなってきます。
学校の勉強にたとえると、英語の成績がよくなれば数学も国語も理科も社会もそれにつられて得意になってしまうわけです。
だから自分が一番出来そうなところをやっておけば、そのまま全部の偏差値が上がっていって、総合偏差値が上がってしまうのです。学校の勉強がこんなに簡単だったらどんなにいいことでしょうか。
しかし、私たちは学校の勉強よりも大切な自分のことについては、この簡単な原則が適用されてしまうのです。
だから見た目でも心でも自分が鍛えたくなるようなほうをめいっぱい鍛えることが一番いいのです。

最後に、みのりさんはどっちがいいですかという質問がいかにもありそうなので答えておきます。
即答で、見た目(笑)。