置かれた環境について

今日は自分の置かれた環境について考えてみたいと思います。
環境というのは自分の力ではそう簡単には乗り越えられないものをいいます。いわゆる「生まれ」というやつです。
ぶさいくだとか貧乏だとか病気がちだとかそういうのです。あとはもう終わってしまったことも環境です。学歴や勤務先、それから住所もひとつの環境でしょう。
環境というとつい私たちは環境が悪いと悪いものばかりに目がいってしまいがちですが、いい部分も結構あるはずです。自分の環境の中で客観的に有利だと思う部分を考えてみてください。
例えば典型的なのは、実家暮らしです。これはめちゃくちゃ有利です。家賃がかからない。家賃代で飲みにいけますし、勉強もできます。家賃を7万としたら年間で84万。敷金や礼金もありますから100万円くらい有利です。年収+100万円でいきなり生まれてきてるのです。これは有利です。それから両親が持ち家だったりするのも貰えるのでしたら有利ですね。サラリーマンは生涯年収のほとんど家のローンに使ってしまいますからこれはすごい有利です。それから大学の学費を親に出してもらってる人も有利ですね。奨学金という方は多いですから、無借金というは非常に有利です。それから二人兄弟は有利ですね。三人もいると相続分が少なくなります。大卒も有利ですね。給料も高いしこれから働ける可能性も高いです。就職経験者も有利ですね。職歴なしは採用されにくいという現実があります。顔がかっこいい、可愛いというのは有利です。食べても太らない体型も有利です。他人がダイエットしている時間を勉強や美容に充てることができます。
こうして挙げていくと、なんだどうにかなるんじゃないか結構いい条件ではじまってるじゃないかと思えるはずです。
こういうことをすると必ずいいところがひとつもありませんでしたとか、すぐに死んだほうがいいことがわかりましたとかくだらない自虐ネタを嬉々として報告する人がいます。
真剣に考えなさい!
やり直し!!!!
先生は20個以上挙げられない人に単位はあげません。どう考えても自分は不利だ、日本で五指の指に入るほど不利だ、いまどきほんとに川で拾われたなんて俺ぐらいだろうという人はひとまずその不利っぷりをおもしろく書いて作家にでもなりなさい。
持ちネタとしてめちゃくちゃ有利ですよ、それ。