ラーメン屋でみつけたいい男

おはようございます。今日も爽やかですね〜。なんて実は夜中にこの記事を書いて私は夜明けと共に眠っているので「今朝」が爽やかなのかどうかさっぱりわかりません。そう考えると、先ほどのおはようございますもおかしいですね。今から寝るわけですから、おやすみなさいといったほうが正しいけれど、このblogは朝の満員電車でなんとか携帯を開いて読んで下さる方々を想定していますから、おやすみなさいなんて口が裂けても言えないわけです。言ってますけどね(笑)。

そうそう、こないだ、ラーメン屋に行ったんですよ。狭いラーメン屋でトイレもなければ、接客らしいこともない。
ただラーメンを出すだけの普通のラーメン屋です。客は食べて帰るほかない。水もセルフサービス。
店が狭いから客も一人の人が多い。雰囲気は吉野屋とかああいう感じです。
そんなラーメン屋に行ったときの話です。券売機でラーメンを買おうと思ったら、なんと財布の中に一万円札しかない。ところが、券売機は千円札しか入らない。仕方ないので、店員さん(一人しかいない!)に両替を頼んだら、少し待ってくれとのこと(ラーメン作ってるから)。私の後ろには、もう一人(労働者風の男)並んでいたので、ひとまず券売機の順位を譲ることにしたところ、その方も五千円札しかないらしく両替待ち。
しばらくして両替してもらって私がラーメンがくるまで本を読んでいると、先ほどの労働者風の方が「どうぞ」といって水を置いてくれた。水はセルフサービスなんです。つまり、彼は私の分まで、水をとっておいてくれたのです。
普通そんなことしないですよね。普通しない――そうです、普通、そんなことはしないです。人の分の水を持ってきてあげたら誰でも喜ぶことは明白にかかわらず誰もしないのです!
それを彼は平然とやってのける!
彼の後ろ姿を見るその時の私の気持ちは、ジョジョの出てくるチンピラの言葉を借りれば、「さすがディオ!俺達に出来ないことを平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!」(『ジョジョの奇妙な冒険1巻』参照)という感じです。
些か大袈裟だと思われたでしょうか。決してそうではありません。
皆さんもラーメン屋にいったら人の水を汲んであげてみてください。意外とできないですよ。それをやらないつまらない理由が10個も20個も出てくるはずです。で、結局どうなるかっていうと水を誰にも汲めずに、ラーメン屋の外でハンターハンターのノブのように体育座りをして怯えている……というオチになってしまう。
だから、やっぱりこの人すごいでしょう。
皆さんもこんな人になってください。
誰もできないことを平然とやってのける。こういう人が仕事ができないわけがありませんし、優秀でないわけがありません!