つまらない時間こそレベル上げの時間

今日は土曜日ですね。皆さんはお休みですか、それとも休日出勤でしょうか。
せっかくの休みだっていうのに、つっまんない男と会わなきゃいけないとか、あんまり遊びたくない友達とカラオケいかなきゃいけないとか、祝うどころか呪いたいぐらい嫌いな友達の結婚式にいかなきゃいけないとか、そういう休日だけど、憂鬱な予定があるっていうこともありますよ。働いてた方がまだマシみたいな。

こういう時も物は考えようで、普通に考えるとかったるいような用事の時こそレベルアップのチャンスです。だって、楽しい用事だと楽しむだけで終わっちゃうでしょう。レベルアップなんかする方がもったいないみたいな(笑)。
だからつまらないとか憂鬱な用事の方が工夫のしがいがあるというものです。憂鬱な用事の前には必ず「目標」を決めて色々とやってみましょう。

じゃあ、例えば、今日は同じ仲良しグループに属してるけど、実はあんまり好きじゃない……とか、嫌いじゃないけどつまらない人だから二人にはなりたくない……とか、そういう人とご飯を食べに行く約束があるとしましょう。面倒くさいからさっさとカラオケに移動して喋らないで済まそうなんてダメですよ。それは最後の切り札です。
その人は一緒にいてつまらない。どうつまらないかをよく考える。よく考えると、ぐだぐだぐだ同じを話をするとか、ぶちぶちぶちぶちぶちぶち上司の不満を言うとか、ギャグが寒いとか、どうつまらないかが見えてきます。それで、じゃあ今日は最高の聞き役になってやろうとか、今日はどんなに寒いギャグでも、店員に注意されるぐらい大きな声で笑ってやるぞとか色々と目標を決めればいいんです。ギャグがなかなかこなくても、どこがつまらないのか、じーっと観察すればよいのです。その真剣さは必ず伝わり、相手も嬉しいはずです。

他にも、会社の同期やゼミのメンバーとカラオケに行くんだけど、実は普段はアニソンしか歌わないからJ-POPなんかひとつも知りやしない。そういう時に、さりげなく席を外して外の階段で寒い風に吹かれながら朝まで友達と電話してるんじゃなくて、マラカスでも持っていって盛り上げてみるとか、「あ〜〜」とかハモってみるとか、手を叩くだけじゃなくて頭も振ってみるとか色々目標を決めてやってみる。そういうスキルが案外いつか役に立ったりするものです。
定年も近い上司が突然、ラルクの『HONEY』を入れた。一同たじろぐわけです。おいおいおいおい……と。
そういう中、寒い雰囲気になるんじゃなくて、手をたたき、頭を振る。ときどき「うぉー」とかハモってみる。
そうでなくても世代の違うカラオケは、知らない歌がよく出てきます。そういう時に「この曲いいね!」とか「なんていうアルバムに入ってるの?」とか、全然知らない曲でも頭を振ったり、両手をあげて左右に動かしてみたり(バラードでありがちな動き)そういうのって普段やってないとなかなかできないですよ。