憧れというはぐれメタルを見逃さない

掃除をするとか、脱いだ服は畳むとか、勉強したら復習をするとか、そういう一般的に「やったほうがいいこと」ってありますよね。
そういうのって突き詰めると、「それほんとに意味あるの?」ってなりがちなんですよ。また、「意味がある」と判断したところで、それが結果に作用されないと、なんとなくやる気がなくなっちゃう。
だから、何か身につけたい、または何らかの事情で身につけなくてはならない習慣があるとしたら、まずはそれをかっこいいと思う価値観を見つけるといいんですね。
例えば、私は脱いだ服を折りたたむ必要って特にないと思うんですけど、脱いだ服を畳む人ってなんだか育ちがいいような感じで上品ですよね(実際は育ちがいい人のほうが脱いだ服を畳まないような気もがしますが)。
それをまず上品と思えるかどうか。これがひとつポイントなわけですよ。
じゃあ次に、どうしたらそれを上品と思えるか。そういうときに実際に上品で綺麗なおねーさんが脱いだ服を綺麗に畳んでいるのを見ると、自分もやろうかなって思うわけです。
ところが、実際にかっこよく掃除をしてる人を見つけようかっていうとなかなか見つからない。順序が逆なんですね。掃除ができる人をみて、「あ、自分もやってみようかな」って思うわけです。
ですから、かっこいいなとか上品だなって思える人が目の前に現れたときは、チャンスなんですね。経験値多めのはぐれメタルと遭遇したようなものです。
じゃあそのはぐれメタルを倒せるかどうかというのは、家に帰ってそれを実行するかどうかなんですね。
はぐれメタルは3ターンくらいで逃げてしまいますけど、それと同じように3日くらいで、その憧れの気持ちも逃げてしまうんです。
かっこいい人を見てから3日以内に、それを実行するとたくさんの経験値がもらえるわけです。
職場にそんな人がいたらラッキーですね。はぐれメタルがたくさん出てくるスポットが次行くべきダンジョンのようなものです。

はぐれメタルを見逃さない。