詳しい人に聞いてみよう

先日は他人に任せるという話をしました。
他人に任せるというのは何も友達に限りません。

例えば、みんなで飲みに行くことになった。適当に入った店がお洒落な感じで、いつも行く店ならカシスオレンジだとかカルーアミルクとか書いてあるのに、ジン、ウォッカテキーラなど酒の種類しか書いてない。割り方は客の側で指定しろという店です。これは困った。「ウォッカください」「割り方は?」「(割り方?)じ、じゃあ、ロックで」「ぼ、ぼくはお湯割りで」ということになりかねない。

こういう時に友達に詳しい人がいれば、「ウォッカなら、こんな割り方がおいしいよ」と教えてくれます。
こういう友達がいないときはどうするのか。詳しい人に聞くのです。
この空間でもっともお酒に詳しいのは誰ですか。店員ですね。
店員に「どんな割り方がおいしいですか?」って聞けばいいんです。そんなド素人みたいなこと言えるか、アホウ。こっちは女連れだぞっていうあなた。「どんな割り方が人気あるの?」「甘酸っぱい感じで」と言えばよろしい。私のお薦めは店員を信頼して、「一番おいしいので」って言うことです。男性はこういう言い回しを嫌いますが、それほど不自然なことではありません。美容院で女性を見てみなさい、「どんな感じにいたしますか?」「かわいい髪型にしてください」なんて会話しょっちゅうありますよ。


私が喫茶店でアルバイトをしていたときに、女性のお客さんが「ケーキはどれがおいしいの?」って聞くものですから、「チョコレートケーキがおいしいですよ!」って答えたら、お客さんがチョコレートケーキを買っていかれたことがあります。このように、店員任せはしない人からすればちょっと変でも案外普通にあるものです。
もっとも、そのあと、チーズケーキが余ってるんだからそこから売りなさいよ、このドアホがっ!って社員の方に蹴飛ばされましたが、薄利多売をしていない店であれば、在庫の余りを店員が自らのお薦めとして出すことはありえません。そこまで合理主義に徹している人はいません。仕事をしている人は誰でも多かれ少なかれプライドをもって働いています。客が信頼をよせてくれているのに、もっとも都合のよい品物を提供するなんてありえません。
店員に全権委任せよ。そうすれば、店員は全力で応えてくれます!


* お知らせ *
Twitterで知り合いになった音響エンジニアの会社(有限会社クリップ)の社長をやっておられる東春平さん(@higashi_s)と『愛について』というテーマでコラボをすることになりました。
明日の26時頃にアップするので、よかったら読んでみてください。
同じテーマで、二人で何か書くというものです。分量はいつもの記事と同じくらいで考えております。
よかったら読んでみてください。

有限会社クリップ
=☆東 春平ブログ

ちなみに私は、@natsuminoriというアカウントでTwitterにおります。 話しかければいつでもお相手しますので、気軽に話しかけてみてください。同じようなコラボ企画をやりたいという人はその旨をメールツイッターでご連絡頂ければ喜んで参加させて頂きます。
それでは〜。