昨日の自分よりも今日の自分のほうが賢い

最初の日記ってなんだか書きにくい。ひとつめだと思うと、あいさつしなきゃいけない気もするし、あいさつの記事をひとつめに書いたとしても、次の記事が実質的に最初の記事になる。
いきなり合コンの話をするのも変だし、だからといって、一般原則みたいなものすごい綺麗ごとみたいなことを言ってもなんだかつまらない。

とまあ、こんな風に悩んだことを記しつつ、やっぱり一般原則というか、私が一番みなさんに言いたいことを最初に言おうと思います。


ものすごく単純なことですが、今日1日過ごしたことで何か知識を得ましたよね。1日寝ていたとしても、実際に1日寝ているとどういう感じがするのかということを学んでいます。土日のない人は1日寝ていることに憧れがあるかもしれませんが、実際に1日寝てみると案外それほどいいものじゃないことだと思うかもしれません。
とにかく1日過ごすことで何らかの学びがあります。そうであれば、昨日の自分よりも今日の自分の方がずっと賢いということになります。
ですから、後退などということはありえません。年をとって物覚えが悪くなったという人がいますが、知識の総量は確実に増えています。減っているという人は過去の知識が多かったような気がしているだけです。人にほんの少し水増しした過去の栄光を語っているうちに、本当に知識があったかのような誤解をしてしまっているだけです。

昨日よりも今日は常に賢い。これは非常に嬉しいことです。生きていれば、どんどん賢くなっていくのですから。

つまらない昔話や思い出をありがたがるのではなく、これからの未来を生きていきましょう。

未来は明るくないかもしれませんが、少なくとも昨日よりは明るい。



「ぼくは二十歳だった。しかしこれが人生で最も美しい時期だなどとは誰にも言わせない」(『アデン・アラビア』ポール・ニザン